- 「黒ナンバーにすると税金は高くなる?」
- 「車検は毎年?」
- 「維持費は結局いくら?」
軽貨物を始める前に、いちばん気になるところだと思います。
結論を先に言うと、税金は自家用より安く、車検も2年に1回です。
ただし、任意保険だけは高くなります。この記事では、年間の維持費を項目ごとに全部計算しました。
まず結論:黒ナンバーの税金は自家用より安い

意外に思われるかもしれませんが、事業用(黒ナンバー)のほうが、自家用より税金が安いです。数字で見てみましょう。
| 項目 | 黒ナンバー(事業用) | 黄色ナンバー(自家用) |
| 軽自動車税(毎年) | 3,800円 | 5,000円 |
| 自動車重量税(2年分) | 5,200円 | 6,600円 |
| 自賠責保険(24ヶ月) | 約3万円 | 約2万3千円 |
| 任意保険 | 年15万〜25万円 | 自家用より安い |
軽自動車税は年3,800円。自家用の軽貨物(5,000円)より安く、普通の軽乗用車(10,800円)と比べれば3分の1程度です。重量税も安くなります。
ただし、保険は逆に高くなります。毎日長い距離を走るぶん事故のリスクが高いと見なされるためで、ここが維持費でいちばん重い項目になります。
補足|税額は初度検査年月で変わります
- 平成27年3月以前に初度検査……3,000円
- 平成27年4月以降に初度検査……3,800円(現在の中心)
- 初度検査から13年超……4,500円(重課)
中古の軽バンを検討している方は、車検証の「初度検査年月」を必ず確認してください。13年を超えていると、税金が上がります。
車検は毎年?|よくある勘違い

「貨物車だから毎年車検」と思っている方が多いのですが、これは誤解です。軽貨物車の車検は2年に1回。
黒ナンバーにしても変わりません。毎年の車検費用を心配する必要はありません。
ただし1点だけ注意があります。新車で買った場合、初回の車検は2年後です。自家用の軽乗用車(初回3年)より1年早く来るので、そこは覚えておきましょう。
車検費用の内訳
| 費用の種類 | 目安 | 内容 |
| 法定費用 | 3万〜5万円 | 重量税・自賠責保険・印紙代(必ずかかる) |
| 整備・部品交換 | 3万〜7万円 | 車の状態しだい。走行距離が多いと増える |
| 合計の目安 | 6万〜12万円 | 2年に1度。積み立てておくのが正解 |
軽貨物は年間3万〜5万km走ることも珍しくないので、自家用より部品の消耗が早く、整備費用が膨らみがちです。
「2年に1度、10万円くらい出ていく」と見込んで、毎月5,000円ほど積み立てておくと安心です。
年間維持費を全部足すと、いくら?

実際の年間コストを、すべて足し上げてみます。年間3万km前後を走る、一般的な宅配ドライバーのケースです。
| 項目 | 年間の目安 | 備考 |
| 軽自動車税 | 3,800円 | 毎年5月に納付 |
| 任意保険 | 15万〜25万円 | いちばん重い。ここが本丸 |
| 車検(2年分を1年に按分) | 3万〜6万円 | 重量税・自賠責を含む |
| ガソリン代 | 36万〜60万円 | 月3万〜5万円。走る距離しだい |
| オイル・タイヤ等の整備 | 5万〜10万円 | 年3万km走るなら定期交換は必須 |
| 車両費(リース・ローン) | 24万〜48万円 | 月2万〜4万円 |
| 合計 | 約85万〜150万円 | 駐車場・高速代は別 |
合計すると年間85万〜150万円。月あたり7万〜12万円が、車まわりだけで出ていく計算です。
この数字を見て「高い」と感じたかもしれません。でも大事なのはそこではなく、どの項目が削れて、どの項目が削れないかを知ることです。
削れる費用・削れない費用

削れない費用
税金と車検の法定費用は、誰がやっても同じ金額です。
ここを削る努力に時間を使っても、1円も変わりません。
削れる費用(ここに集中する)
- 任意保険……複数社で見積りを取るだけで、年に数万円変わることがあります。いちばん効きます
- ガソリン代……法人向けの給油カード、無駄な空走りを減らすルート設計で下がります
- 車両費……最初に高い車を選ぶと、以後ずっと重くのしかかります
- 整備費用……早めのオイル交換で、大きな故障を防げます。ケチると逆に高くつきます
特に任意保険と車両費。この2つは走っても走らなくても毎月出ていく固定費なので、ここを最適化できるかどうかで、手取りが年に数十万円変わります。
維持費を月額に組み込む、という考え方

維持費でいちばん怖いのは、金額の大きさではなく、急にまとまった額が出ていくことです。
車検で10万円、タイヤ交換で4万円。このタイミングで手元に現金がないと、事業が回らなくなります。
そこで有効なのが、車検・整備・税金をまとめて月額に含めるリース(メンテナンス込みプラン)という選択肢です。
月額は多少上がりますが、突発的な出費がなくなり、毎月の支出が読めるようになります。資金繰りを安定させたい方には、有力な選択肢です。
まとめ
- 軽自動車税は年3,800円。黒ナンバーは自家用より税金が安い
- 車検は2年に1回(毎年ではない)。ただし新車の初回は2年後
- 車検費用は2年で6万〜12万円。月5,000円の積み立てが安心
- 任意保険が最大の負担(年15万〜25万円)。相見積りで下げられる
- 年間の維持費は85万〜150万円が目安(走行距離しだい)
- 削るべきは固定費(保険・車両費)
維持費を「毎月定額」にしたい方へ
当店では、軽貨物配送で独立したい方に、黒ナンバー付き軽バンのリースを行っています。
車両のご用意から黒ナンバーの取得サポート・整備・故障時の代車相談まで、自社整備工場でしっかりサポート。
車検や整備をまとめて月額に含めることもできるので、「突然10万円」に怯えずに済みます。

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※本記事は2026年7月時点の情報です。税額・自賠責保険料・車検費用は制度改正や車両の状態・地域により変動します。
任意保険料は等級・補償内容などで大きく異なります。最新の税額は総務省・軽自動車検査協会等の公式情報をご確認ください。

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